風土、技術、人同士の繋がり…地域の暮らしをエネルギーから見つめ直そう。
「みんなの力で地域に水車をつくりたい」から始まった小水力発電プロジェクトのキックオフイベント。
全国のコミュニティエネルギー事例を取り上げたドキュメンタリー映画を上映し、映画の主人公の一人・平野彰秀さんと小水力発電の開発者・宇野浩さんをお迎えしてトークセッションをおこないます。
昼は坂本地区内の会場で、夜はどこからでも参加できるオンライン会場で行います。
イベント概要
1.日程
2021 年 1 月 23 日 [土]
【昼の部】13:00 〜 16:00
【夜の部】19:00 〜 22:00
2.会場
【昼の部】
ふれあいの里さかもと
旧坂本小学校を廃校活用し平成14年から農村体験型宿泊施設として地域住民が主体となって里山料理や田舎体験プログラム、宿泊サービスを提供しています。無料駐車場は約50台駐車できます。入場無料。会場内は展示やカフェ出店があります。
所在地:徳島県勝浦郡勝浦町坂本宮平1-5
Webサイト
【夜の部】
オンライン会場
夜の部はオンラインでライブ配信を行います。会場はオンライン・コミュニティ内に用意されますので、コミュニティメンバーのみが参加することができます。オンライン・コミュニティへは月額500円で入会することができ、プロジェクトや限定イベントへの参加権限を得ることができます。
*会員費は主宰団体Folkepåsaの運営費として使用されます。
3.映画「おだやかな革命」
2017年製作/100分/日本
配給:いでは堂
Webサイト
過疎化や高齢化など多くの課題を抱えた地域で、これからの暮らしを自分たちの手で作り出し、本当の豊かさを取り戻していく人々の姿を描いたドキュメンタリー。監督は、在来作物をテーマにした「よみがえりのレシピ」の渡辺智史。原発事故後に福島県の酒蔵の当主が立ち上げた会津電力、放射能汚染によって居住制限区域となった飯舘村で畜産農家が立ち上げた飯舘電力、集落の存続のために100世帯全戸が出資した岐阜県郡上市・石徹白の小水力事業といった、さまざまな地域で行われている自立のための取り組みを紹介し、それぞれの「暮らしの選択」の先にある生きがいや喜びに満ちた暮らしを通して、現代社会が見失った「豊かさ」とは何かを問いかける。ナレーションを女優の鶴田真由が担当。
4.トークセッション
映画の主人公の一人である岐阜・石徹白の平野さんと、徳島・阿南高専の元特命教授で現在も新たな再生可能エネルギーの開発に注力している宇野さんをゲストにお迎えしてお話をしていきます。自然エネルギーとともにつくるしなやかな地域コミュニティの可能性、自分たちの町でできることは何かを考えるヒントを探っていきます。
ゲスト紹介
・平野 彰秀(ひらの あきひで)さん
NPO法人地域再生機構副理事長
1975年岐阜市生まれ。東京大学工学部都市工学科卒、環境学修士。外資系経営コンサルティング会社等を経て、2008年岐阜へUターン。2011年より100世帯270人・標高700mの集落・石徹白(いとしろ)に移住。岐阜県内の小水力発電導入・木質バイオマスボイラー導入の支援を行う一方、石徹白集落の一員として暮らしながら、石徹白地区の地域づくりに携わる。2014年4月、石徹白地区住民約100世帯の出資による石徹白農業用水農業協同組合の設立に携わり、参事に就任。NPO法人地域再生機構副理事長、石徹白農業用水農業協同組合参事、NPO法人やすらぎの里いとしろ理事、全国小水力利用推進協議会理事、一般社団法人小水力開発支援協会理事、ほか。
・宇野 浩(うの ひろし)さん エース再生エナジー研究所 代表 国立阿南工業高等専門学校特命教授(〜R元年度)、松下電器(株)(現:パナソニック(株))のホームプライアンス分野の研究所で太陽熱利用、蓄熱、熱電発電など、熱利用機器の研究開発に従事。平成14年から環境マネジメントシステムを事務局責任者として推進。平成22年から高専で、ものづくり科目・環境教育の授業を、アジアの低炭素化を見据えて東南アジア留学生も含め担当。地域と連携して小水力発電も推進。現在はエース再生エナジー研究所代表・技術士(機械部門)で、波力・潮力発電などの開発も行っている。
5.当日の過ごし方
【昼の部にご参加の方】
イベントのスタートは13時です。
会場となる「ふれあいの里さかもと」は、勝浦町の一番奥・上勝町との境にあります。徳島駅から車で通常約40分、公共交通機関の徳島バス勝浦線は途中までで終点となりますのでお気をつけ下さい。(終点のバス停「横瀬西」から約4.2km / 横瀬タクシー:0885-42-2068)
*当日の受付までにお電話かWeb申込みフォームより事前予約をお願いします。
早めに到着して散策&お弁当を楽しめます。
坂本には豊かな自然と散策ポイントがあります。お申込み時に<坂本のお母さんお手製のお弁当>を予約することが可能(受取り11:30〜)なので、坂本の空気を存分に味わってからイベントに参加すると、より楽しむことができます。お弁当は1,200円[税込]の里山の食材をふんだんに使った郷土の優しいお味です。
*お弁当のご予約は3日前(1/20[木]18:00 締切り)までとなっております。
会場内の展示や出店もございます。
ふれあいの里さかもとの体育館が会場となります。中では地域や活動に関する展示が設置され、町内のカフェ「勝浦流イタリアンカフェSalotto」の出店もありますので、ドリンクと一緒にくつろぎながらご覧ください。
【夜の部にご参加の方】
オンライン会場にて19時スタートです。
夜の部はオンライン・コミュニティのメンバーのみが参加できます。登録はこちらから(月額¥500)、コミュニティはFacebook非公開グループにご招待となります。
コミュニティで交流して、意見交換や横の繋がりを。
オンライン・コミュニティでは、主宰と参加者間のやり取りだけでなく、参加者同士の繋がりで学びを深め、プロジェクトを発展させていくこともできます。「ホルケポッサ」という「坂本を起点に起こす内発的なお百姓運動」をきっかけに多様な出会い・活動が生まれることがコミュニティの願いです。
6.プロジェクトのゆくえ
今回の「つくろうみんなの地域エネルギー キックオフ・イベント」は、その名の通り地域エネルギーづくり事業の始まりの合図です。本年度を皮切りに、来年・再来年と3年間かけて、エネルギー・小水力発電のことを丁寧に学びながら水車を作っていきます。
こちらには地域住民以外の方でもオンライン・コミュニティのメンバーになることで参加可能です。より多くの方々と共有して発展していければと考えておりますのでお気軽にご参加ください。
・1年目(R2年度):キックオフ〜勉強会 ①【キックオフイベント】映画「おだやかな革命」上映&トークセッション ②【第一回 勉強会】 上掛水車(那賀町)見学、環境問題〜小水力発電概要の講義 ③【第二回 勉強会】 ペルトン水車(神山町)、中規模水車見学(佐那河内村)小水力発電装置 ・2年目(R3年度):ワークショップ・CF 水車の模型を作りワークを通して小水力発電装置の仕組みを理解します。オンラインイベント企画や、クラウドファンディングの実施、資材調達などを行います。 ・3年目(R4年度):設置・運用 実際に上掛け水車を製作し、坂本地区内に設置します。小さな発電を行い、コミュニティエネルギーのシンボルとして環境教育の教材、観光資源、みんなの場所(コミュニティスペース)などの一拠点に利用します。
7.お申し込み方法
お電話またはご予約フォームよりお申し込みいただけます。
質問等のお問合わせもお気軽にどうぞ。